ドイツのフラウンホーファー建築物理研究所(IBP)と (有)イーアイが主催する 第3回IBP-WUFI Workshop in Japan (2009) が 2009年4月21日(火) 4月22日(水) 4月23日(木) まで3日間開催されます。
ドイツからWUFI® 開発者を招いて開催する3日間のワークショップです。
3日間ご参加いただき、使用法を習得し、是非とも業務にご活用下さい。
参加ご希望の方は イーアイサイトよりお申し込み下さい。
*学生割引(3日間 30,000円)もございます。(要証明書)。
*2日目・3日目はノートパソコンをご持参下さい。
*1日目・2日目・3日目各1日だけの参加も可能です
WUFI(ヴーフィ)は、様々な気候条件で、壁や屋根を構成する各建材の熱・湿気・水 分移動を正確に予測することができる非定常熱湿気同時移動解析プログラムです。
パッシブハウスなど、省エネルギーを目指し高気密・高断熱化した建物では、室内で 発生した湿気が屋外へ逃げにくくなっています。
その結果、室内表面や壁体・屋根内部での結露・カビ、湿気による藻類の発生、サ ビ、剥離、凍害、断熱性能の低下など様々な問題が起きています。
これらの被害を予防するためには、計画段階で建材内部の結露の有無を予測し、その 対策を施す必要があります。
WUFI(ヴーフィ)を用いれば、専門家でなくても簡単な操作で結露をはじめとする熱 湿気性状をあきらかにすることができるため、適切な建築計画を立てることができま す。
WUFI(ヴーフィ)では壁や屋根の構造を自由に設定することはもちろん、屋外環境を 地域にあわせて設定したり、室内環境を変化させたりすることができます。 つまり、より詳しい条件設定をすることにより、日本各地(842地点)の実情に あった正確な予測をすることができます。
従来湿気の害では冬型結露が重視され定常計算(Glaser計算法)で判断されてきまし た。しかし、定常計算では雨水、夏型結露、日射、建材内の毛細管輸送(液水の移 動)が考慮されません。
2001年7月のドイツ工業規格DIN4108-3の改訂版に、定常計算(Glaser計算法)の限界 が記されました。そして、実際の気象条件のもとでの建物部位の非定常の熱湿気性状 を評価するためにWUFI(r)のような近代的な計算を行う必要があることが明確に示さ れました。
WUFIについて詳しく知りたい方は イーアイサイト内のWUFIとはをご覧下さい。
投稿者 日本パッシブハウスセンター :2009年2月20日