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地球の環境について; 地球に優しい、地球を守ろう、は人間の驕り(羽田 茂)

地球環境について、地球に優しいなどの、キャッチコピーを目にしたり、実際地元の自然に接していると、何か変だなと、いつも疑問を抱いていました。

そこで、地球について調べてみました。その結果をまとめてみました。

結論、「地球に優しい、地球を守ろう」は人間(人類)の驕りだ。極論は、その驕りが、今の環境問題の気がします。

46億年の地球の歴史の中で、地球にとって初めての経験も確かに多くあります。 初めての経験は、何度も何度も繰り返しているはずです。

現在の地球環境が最終的な環境のように語られますが、それは人間の存在する極めて短い期間の話です。 地球や宇宙のタイムスケールが人間のタイムスケールと比べる事が出来ないくらい違いすぎると思います。 地球自身が変化を楽しんでいるような気がします。

問題点を自分なりにまとめます。

1. 地球のタイムスケール

タイムスケールの違いについては、宇宙の137億年とか地球の46億年とかは、まさに天文学的数値で分りにくいので、地球誕生から現在までを1年のカレンダーに変えてみるとスケールの違いが解かります。

1月1日 AM0:00 マグマオーシャンの地球誕生
2月初め 海の形成
2月中旬 海中で生物の誕生
11月末 生物の上陸
12月15日 恐竜の登場
12月25日 恐竜の絶滅
12月31日PM4:00 猿人の登場
12月31日PM11:40 新人の登場(人類の祖先)
12月31日PM11:59 農業の始まり
12月31日PM11:59;58 産業革命

このカレンダーからは、人類は新人から見ても20分、CO2の排出量が多くなった産業革命では2秒しか過ぎていません。

地球は絶えず変化しているのです。大気の組成、温度、生物全てが変化しているのです。

今問題とされているCO2の濃度や温度の上昇が地球にどんな意味を持つのか、甚だ疑問です。

今の地球の環境が特殊な環境で、まさに奇跡の惑星なのです。 微妙なバランスの上にあります。

そのバランスを崩さないように生きる事を考えるべきです。

優しくしたり、守ったりするのは地球の環境ではなく、人間の環境であり、同時期共に生きる動植物の環境のはずです。

先のカレンダーからも、存在するタイムスケールの違いが分ると思います。

このタイムスケールが地球環境でしょう。 このタイムスケールの違いには人間の力では、太刀打ちできません。 私たちが間違ったスローガンのもと行動するか、正しいスローガンで行動するかでは全く違うと思います。 驕りを捨てなければ同じような結果しか得られない気がします。

地球は、"人類は恐竜の10日間を超える事が出来るのかい? 私の心配より自分の環境を守りなさい。 人類が滅亡したら、あなた達の痕跡を消すのに、時間は1日も掛からないでしょう。おそらく数時間でしょう"と声を発しているのかもしれません。

2. 人口問題

2万年前(12/31 PM11:40)には500万人の人口が、この20分に65億人を超えています。

食の連鎖のピラミッドの頂点に立つ人間がこれだけ増加したのです。自然の摂理では、頂点に立つ者は数が少なくてはなりません。

地球が人間に用意してある面積は50億人分です。 2050年には90億人になる予想です。

さらに人口に関しては、発展途上国の生活レベルの向上も地球から見ると問題です。

現在の人口で、1.2個の地球が必要で、アメリカ人と同じ生活をすると、5.3個、イギリス人では、 3.0個、日本人では、2.4個必要です。

この数字からも、私たちの生活は、一部の人の貧困、飢餓の上に成り立っている事を自覚すべきと思います。

3. 水の問題

地球は水の惑星です。地球上の水の97.5%は、海水です。

人間に必要な淡水は2.5%しかありません。 さらに淡水の約70%は南極や氷河にあり、残りの約30%は地下水です。最終的には、0.01%しか人間は利用できません。

乾燥地帯で地下水を汲み上げ、農作物を生産するのも日射が多く生産効率が上がりますがアメリカやインドでみる様に、限界がすぐ来ます。 何千年かの時間をかけた水脈です。 それを何十年かで使い果たすのです。 嘆くのは人間で、地球のタイムスケールでは分単位です。

日本は降雨量が多く、水洗トイレにもきれいな水が流れます。水は不足していない気がしますが食料や飼料という形での輸入大国です。 食べ物を残すこと、粗末にすることは、単にその食料のみの問題ではなく、水問題も含んでいる事を頭に入れておくべきです。

水を必要としている人から取り上げているのかもしれません。

スウェーデンの"地下資源に頼らず地上から上の資源を活用する"考えは環境に取り組む上で重要なヒントと思います。 井水を使う事でヒートアイランドの原因になるとスウェーデンで教わりました。

湖も多く沢山の水資源を持つ国でもその資源を大切に保全しています。

利益優先、効率主義では、環境問題は解決しません。

地球に優しいは、無責任で無知な人間、企業のキャッチコピーのように思えます。

Pure 羽田

投稿者 日本パッシブハウスセンター :2008年10月21日

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