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高性能な熱交換換気装置(その2) (今川 祐二)

高性能な熱交換換気装置(その1)では、熱交換換気装置の必要性をお話ししました。 また、その中でREC Indovent社の熱交換換気装置が理論上も性能的にも優れている事を説明しました。

今回は、より具体的にその性能の良さに付いてお話しします。

私は、2003年以来、REC Indovent社を2005年、06年、08年に再訪しました。

その間、REC Indovent社の工場を視察し、その細部に亘る説明と仕組みを聞きました。

また、2003年後のスウェーデンの無暖房住宅建設推進のより、REC Indovent社の熱交換換気装置が飛躍的に受注を延ばし、新工場への移転や換気装置の改良の経過などを見てきました。

2005年からは、換気設備会社である、㈲優和冷暖の羽田社長を中心に、施工する立場からの検証も行いました。

その事で、設計から施工までのプロセスに措いて、REC Indovent社の熱交換換気装置が最良である事を確信したのです。

そして、最近の省エネや石油高、温室効果ガス削減の世界的動きに対し、REC Indovent社が本腰で、熱交換換気装置売り出す考えを確認してきました。

2008年4月1日から4日まで、ヨーロッパ最大の北欧国際建設見本市(NORDBYGG2008)が、スウェーデンのストックホルム駅から電車で約10分の位置にある、Alvsjoで開催されました。

建築機材や建築工法などの展示を始め、建築機器のエリアも有り、大勢の関係者が訪れていました。


(Alvsjoの会場正面の様子)

(建築住器機器に、展示エリアを設けたREC Indovent社)

この北欧国際建設見本市に展示されている換気装置は他にも有りましたが、その理論が間違いである事など事前情報と知識があり、詳しく見る必要を感じませんでした。

また、熱交換換気装置は、スウェーデンでも高価な機材とされ、その性能を必要とする建物が、一般住宅の様に、どんどん建てられている状況では有りません、

REC Indovent社の熱交換換気装置を必要とする建物はまだ少ないのが現状です。

しかし、その注目度は高く、展示エリアは他社から見ると決して大きくもなく、特段見栄えのする物でも有りませんでしたが、関心の高さから多くのバイヤーや建築関係者が質問などに訪れていました。


(展示されていた400タイプの熱交換換気装置)

(最新型機の説明をREC Indovent社の社員から受けた)

展示会の別室で、REC Indovent社のヨーラン社長と、日本への輸入に付いて話し会いました。 その中で、ヨーラン社長は『私はこの製品を作る意味を、将来に向けた省エネルギー性や地球環境への影響を出来るだけ小さくする事だと考えている』と話されました。

この言葉と私達の主旨が一致する事で、REC Indovent社と㈲EIとの輸入が確約されたのです。

国を挙げて、省エネや温室効果ガス削減を推進しているスウェーデンから比べると、まだスタートラインにも付いていない日本に取って、果てしなく遠い道で近道を照らし出してくれた思いでした。


(REC Indovent社ヨーラン社長と私)

REC Indovent社の熱交換換気装置の特徴と会社理念は、

① 構造が単純に出来ている。

② 熱交換部分が大変大きい。

③ 熱交換部分が熱交換し易い構造と構成になっている。

④ フィルターが高性能である。

⑤ 本体の断熱材厚が30㎜と大変厚い。

⑥ 開閉扉の気密性能が高い

⑦ フルオート化されセット後、操作が不要

⑧ 夏場などは、自動バイパス機能で、外気を熱交部を通さず入れる事が出来る。

⑨ 熱交換部を直接水洗い出来る。

⑩ その際、最下部にドレーン管を繋ぐ事が出来、排水する事が出来る。

⑪ トータルシステム販売を目指し、設計から施工まで手掛ける事が出来る。

⑫ ダクトや噴出し口製品など換気アイテムが豊富に準備している。

⑬ モーター等はEU基準の製品で、永続的に製品は無くならない。

⑭ 会社理念が、誠実と社会貢献を最重要と考えた、製品製造と販売を目指している。

⑮ 自分達の使命は、環境改善になる事を認識してビジネスしている。

下記の表は、REC Indovent社の熱交換換気装置の性能が如何に優れているかを示す一例です。

2003年2月18日~28日の10日間のリンドース無暖房住宅での外気温、熱交換温度、の測定グラフです。

青い〇印の日は、下線の外気温度が-10℃の時、上部折れ線の熱交換率は、96%に達しています。赤い〇印の日は、下線の外気温度が7℃の時は、熱交換率は57%まで落ちています。 中央部の折れ線は室内温度です。

室温は20~25℃に安定させる為に、熱交換機は導入する外気温度により自動で熱交換率を変化させるのです。

こうした、自動運転が出来きて、顕熱換気方式での熱交換率が、82~85%の高率な熱交換換気装置は、他には有りません。


(無暖房住宅の室温と外気温度、熱交換%を表す。REC Indovent資料より)

更にもう一例上げます。

ドイツで17年前に建設されたパッシブハウスには、REC Indovent社の熱交換換気装置が置かれています。(横置きタイプ)

17年前、志向錯誤で出来たパッシブハウスの1号にスウェーデンのREC Indovent社の熱交換換気装置が採用されている事は、その製品の良さを熟知している私達に取っても驚きでした。 また、ドイツの柔軟さと、17年前の判断の適確性にも感心しました。

そして、REC Temovex社の熱交換換気装置の凄さを改めて認識しました。 17年経過してもその性能は変わらず、可動しているのです。


(ドイツのパッシブハウス地下室のあるREC Temovex社熱交換換気装置 写真提供(有)EI)

私達は、設計・施工・販売・企業理念・社会貢献・現状の社会で必要とされているか・今後の社会に必要か・その目的はブレないかなど、いろいろな観点から、REC Indovent社の熱交換換気装置とREC社を検証してきまいた。

また、REC Indovent社も我々の考えやその中心を成す㈲EI社の将来性を見極めてきました。 そうした両社の考えや企業理念が一致し、紳士協定により現在輸入する道筋が出来ているのです。

REC Indovent社の熱交換換気装置は、長野県茅野市の老健施設に1000タイプが2台納品され可動しています。

また、札幌市には、250Sタイプと400sタイプが各1台サンプル納品されています。 そうした動きの中心を成す会社は、㈲EIと㈲優和冷暖です。

この様な企業努力は、日本のパッシブハウスや無暖房住宅建設の促進に大きく影響するでしょう。

こうした、地道な努力と歩みが日本の建物の進化に貢献している事を知ってほしいし、その企業理念を高く評価して欲しいと考えます。

このサイトで公表している事は全て事実です。

しかし、その評価はいろいろ出てくるでしょう。 でも考えて見てください。

日本でもいろいろな、省エネ研究が過去にも有りましたが、形を成した研究が有ったでしょうか。 私は、北欧やドイツを訪問して、日本は単にそれらの国の後追いをしているだけと見ました。

熱交換換気装置に付いても、スウェーデンの無暖房住宅の殆んどで採用されているこのREC Indovent社の製品が、日本では正しい評価を受けず、単に価格の差や偽の性能表示比較などで、日の目を見ない状態で終わる事を心配しています。

私は、日本は素晴らしい国だと思います。

そして日本が好きです。

これは、海外に行くと強く感じる実感です。

でも一つだけ最悪な事実も痛感します。

それは、建築の有り方です。

特に住いは、余りにも性能不良です。

その事実を認め、認識しなければ国民は豊かに成れないと考えています。

このサイトの使命の一つは、その情報発信で有ると考えています。

REC Indovent社の熱交換換気装置の、価格等のお問い合わせは、㈲EIと㈲優和冷暖へお願いします。

(有)EIサイト http://www.f-ei.jp/

(有)優和冷暖サイト http://yuwareidan.com/

(有)優和冷暖姉妹サイトmiljo(スウェーデン語で環境) http://www.miljo.jp/

無暖房住宅・パッシブハウス・RC外断熱工法の(株)今川 建築設計監理事務所サイトより転載

今川 祐二

投稿者 日本パッシブハウスセンター :2008年11月27日

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