(有)優和冷暖
今日から目的の講習が、始まりますが、正式なプログラムは、明日からです。
今日は、午前中ヨーラン社長との打合せと、午後からはパッシブハウスの建築現場を見学させてもらいます。完成の建物と違い、建築現場での情報はすごく参考になります。楽しみです。
朝食を済ませ、ホテルの外で待っていると黒いBMWが横付けされ、ヨーラン社長と友子ハンソンが降りてきました。O氏と友子さんはホテルの支払いに行き、私とヨーラン氏が外で待っていると、彼が車の中へ私を誘い、CDを聞かせてくれました。
言葉の通じない私にも、きれいな音と曲名は分りました。"Fly me to the moon"です。
アカペラグループの音楽で、彼が言うには彼の息子さんが参加しているとのこと。
本当にきれいな音楽でした。後で友子さんに聞くと、全国コンクールで2位に入賞をはたし、社内でも話題になっているらしいです。ただ自慢でも、いやみが無く表に出るのは、愛情だけです。
この人の、すばらしさはREC Temovexの性能以上です。向かい合うと自分の心の扉が開くのがわかります。午前中、ビジネス上の打合せをしました。午後は、楽しみの現場見学です。
場所は、アリングソースです。あのハンス・エークのお膝元です。
水が豊富できれいな町並みが印象に残るところです。
建築現場で、アイルランドから受講するテリーと合流します。REC社が見学させてくれる現場は何時も期待以上の見学ができます。タイミングと対応してくれる人が最高です。
以前、完成現場で、一般の入居者が住んでいる所まで案内してくれたこともあります。
無暖房住宅で、実生活の空気、温度、入居者の声など、日本人で肌に感じることができた人は何人いるでしょうか。REC社の評価の現われです、感謝します。
今回も断熱工事中と仕上げ中の現場と工事の流れが分るようなタイミングです。
まるで見学用に断熱を途中で止めているところまでありました。
それにしても、この断熱、効果絶大に感じました。カットも正確にできるような道具もありました。
この現場を見る限り、施工者の技量により性能が左右されるリスクを、最小限にする努力が感じられました。現場内も静かで、工期もあるのか作業をしている業種も少なく作業者のペースで仕事が進められます。多分工程表も、最終段階で小さい文字が沢山並ぶことはないでしょう。
作業をしている人を見ても、余裕を感じます。こんな環境で、仕事をしたくなります。
予算もなく、工期もなくは常ですが、現場内に笑顔もないと最悪です。
インパクトで作業する時も、耳を保護しています。個人の意識の高さがわかります。
日本も安全教育がありますが、真に作業する人に向いているのか、少し考えさせられました。
危険予知(KY)が、"空気読めない"運動にならないよう願います。
設備の関係です。パッシブハウスですから、基本的には、暖房設備がありません。
しかし、最上階は、窓の面積が多く温水パネルヒータが設置される説明を受けました。
1次エネルギーは再生エネルギーによる地域暖房です。使えるエネルギーの有効利用です。
この考え方が、パッシブハウスだと思います。無暖房住宅で、とやかく議論するのは、愚の骨頂です。
防湿層とダクト貫通部の処理です。左上の写真はルーフトップへの排気ダクトです。
各戸の排気ダクトが通っております。数が多くなっております。
右の写真は給気ダクトの貫通部の処理です。スウェーデンで他の現場を見学した時も同様な処理でした。
我流がなく、技術的な裏づけで施工が統一していると思いました。
丁度、換気装置を据付、温水配管の工事を行っている最中でした。狭いスペースで仕事は大変そうでしたが、430×620のスペースで納まるREC Temovexに感心しました。
アフターヒータも地域暖房の温水を使用します。本体には温水コイルが組込まれています。
給気ダクトには100mmの断熱施されています。さらに温水は不凍液を使わないためコイルを保護するダンパーが取付けられています。
据付場所もダクトの撮り合いが優先で決められたのか、居室の一部を囲い設置され音の問題は?と心配になりましたが、換気装置の静粛性が高い証拠でもあります。
見学中、スウェーデン語、英語、日本語が、飛び交い通訳の友子さんは大忙しです。
これは講習中、アイルランドのテリーへの補足説明も英語でするのです。
"おいテリー!友子さんに通訳料払え"と言いたいが、このへんが、日本人の良いところです。
3日目終了。
投稿者 日本パッシブハウスセンター :2008年12月10日